そんなにUIって重要?

ふと思った事をメモ。

UIよくないよね?

webサービス制作において、よく「UI大事!」って謳われるけど、実際のところそうでもないケースってあるように思う。UIは良くないのになんで皆そんな使ってるの?ってサービス。

Facebookなんかがその例。

自分は面倒くさがりなので、探しものがなかなか見つからなければすぐ探すことを諦める。以前に、Facebookでアプリの追加をするのにどこから遷移したらいいのか分からなくて10分くらい彷徨った記憶がある。アップした画像に後から説明文をつけようとしたときも間違えてコメントをつけてしまったりだとか、UIが分かりづらすぎて「ムキー!」ってなった覚えが何度もある。Facebookを利用している人はこんなことはないのであろうか。。他にも「なんでそこからチャットに..」と不思議に思ったり。

なのにFacebookの利用者は世界で5億人を超えている(昨年7月の段階で)。こんなに使いづらいのに日本でもじわじわとキている様子。すごく不思議。

あともう1個例を。最近、iPhoneで家計簿アプリを探しててどれがいいかと物色してたんだけど、意外なアプリが評価を多く得ていた。項目別に収入や支出をグラフ化できる家計簿アプリ。使用感としてはすごく使いづらい。金額を入力する場合、フォームにフォーカスされるんだけど、何かしら入力しないと完了にならない。つまりキャンセルという選択肢がないので入力をやめようと思っても仮入力をしておかなければいけない。そしてしかたなくそれを後で削除。これにはイライラしてしまった。それに加えて、エキスパンダを開いて入力するフォームがあるんだけど、入力後はエキスパンダを閉じないと「戻る」ボタンがアクティブにならないのでそれに気づかないうちは密室に閉じ込められた気分になる。全体的なビジュアルもあまりいい感じとは言えない。でも自分が欲しい機能が揃っていて他に同じような無料アプリが無いのでこれを使うことにした。

UIが悪くても

自分の経験談からしか見てないので分析も何もあったものではないが結局こういうことなんではないだろうか↓
・必要とする(または魅力的な)機能がある
・他に似たようなものがない
・無料
・誰かのお墨付き

上記4点が揃っていればUIが悪くてもサービスを使ってくれるように思う。
そのサービスの機能を必要としてるユーザーにとってはUIは二の次でいい。寧ろユーザーがサービスの使いづらさに順応しようとする。

自分にとってFacebookは、そんなに必要としていないサービスである。周りが騒いでいるのでチラチラ見ているというかんじ。ちょっと前の日本でのFacebookの盛り上がりはamachangさんが紹介したことがきっかけだと言われている。Facebookを利用している人たちはこのサービスにしかない機能を魅力と感じ、無料で、且つ有名な人がイイと言っているので使っているのだろう。

でもやっぱり重要

けれども、
競合が存在しているのであれば、UIは重要なポイントになってくる。
ユーザーは、ちょっと使い勝手が悪いだけでやめてしまうし他に替わりがあるならそっちを試そうとする。つまり、競合がいるからUIが重要になってくる。ここまで言うと当たり前なことを言ってるような気もするが、UI設計というのは、ユーザーを逃がさないための対策と言えるのかもしれない。

おわりに

UIが良いにこしたことはないのだけれど、ただ「ユーザーの幸せのために」とか馬鹿の一つ覚えのように「デザインデザイン」言ってるだけでは見えてこないものもあると思ったのでメモしてみた。
今後、仕事や周りのサービスを見ていく中で気づいたことがあればまたメモしようと思う。

おわり。